国家の罠 外務省のラスプーチンと呼ばれて | |
![]() | 佐藤 優 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年12月26日
国家の罠で痩せたよ
なんというか佐藤 優という人はすごい。
いいとかわるいとかはさておき、ぼくが聞きかじっていたり斜め見ていた印象とはまるでちがう面がかかれていた。どちらも一面であって、全体ではないことくらいはわかる。そして全体なんてわかるわけないとも思う。
こうした類の本は、そういう意味でおもしろくもあり危なくもあり、取り扱いは要注意。しかし要注意なだけにぐいぐい読んでしまった。次頁また次頁と、頁の裏から手が伸びてきてめくらされる。ひっぱりこまれてしまい、あっというまに読了。
ここに書かれている内容のおもしろさもさることながら、この佐藤 優にとても興味がわいている。日本にもこんなおもろいやつがいたのか。まったく知らなかった。
ウルトラ・ダラーで痩せたよ
けしておすすめするわけでもしないわけでもなく、たんなる読後所感。
フィクションだかノンフィクションだかをうろうろしながら読めるのが、こうしたジャンルの楽しさかもしれない。えーあの人そうだったのかぁなんて勝手にあてはめているけれど、実際どうなのかなんてそれこそわからないわけだ。
もう少しドライブ感があってもいい。展開の割に引きこまれきれないのは筆致のせいかもしれない。気持ちが乗っていけてなかったからなのか、最後がかなり尻切れな感が強い。どこかで自分だけ置いていかれてしまったのかもしれない。
ネタ的なおもしろさからすると、佐藤優と対談している新書には期待できそう。
ウルトラ・ダラー | |
![]() | 手嶋 龍一 おすすめ平均 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() Amazonで詳しく見る by G-Tools |
2006年08月28日
日本沈没で痩せたよ
今週は出張。
場所は近いが、時間が早い。
ということで、ホテル暮らしな一週間。
出張のお供といえば、やはり新刊。それもちょっとぶ厚め。
今回のチョイスは、日本沈没第二部。ちょっとSF気分なのか?
2006年03月21日
ローズダストが上下巻で3800円というのが高いと思ったけどほんとはどうなのか
今日、衝動的に本を買った。別段、思い入れが深いとかなにやら共鳴できるとかあるいは共鳴したいとかではなく、ただ普通に読んで楽しみたいおもしろがりたい、そういう時間を過ごしたいという気持ちである。
買ったのはこれ。
ちなみに上下巻まとめて。ばらで買う人もいるみたいだけど、それはいまいちよくわからない。というかほんの少し理解に苦しむ。だめでもなんでも、買おうと思った本が上下巻なら上下巻まとめて買ってはずれた方が、なんとなくよくない? 別に半分で判断してもらおうなんて思って、上下巻にしてるわけじゃないんだし。上巻買って面白くて下巻を買いに走るやつ、ってのは実際あんま見たことないし。ありがちなのは、うっかり下巻買い忘れてそのままになっちゃったりしてたりだし。その人にとってはそんなもんだったんだろうな、とは思うけど、でもそうはいってもきっと下巻まで読んで浸ったり味わったら、そんなやつでももっと楽しめただろうに、と思うなやっぱり。
これは上下巻買うと3600+税くらいするわけだ。高いなぁ高い。買うときに手にとってレジに持っていくまでに躊躇するくらいの値段ではあるな。今は、それでもえいやっと買えるくらいの金はあるんだけど、やっぱ迷うな。実際、買うまでに3日くらいたってるし。
でもさ、でもでもさ。3600円なんてたった3600円じゃんか。とも思う。ひまでひまでしょうがなくてひまつぶしにふらっと映画見たって1800円。銀座でふらっとコーヒー飲んだら下手したら1000円。怪我したらもっと高いし、気をつけても500円ですむかどうか。去年さんざんランチを食べ歩いてわかったけど、うまくてもどうでもだいたい1000円。うまくても1000円はやっぱりなと思うと、二度と行きたくないようなのでも1000円。誰かと飲みに行ったら、相手が誰だろうと5000円だしそれでも安いからたいていははしごして1万だ2万だし、電車がなくなってタクシーがまた1万だし。
あの5000円はぽんと払って、こんなにおもしろいとわかっている小説が3600円だからってためらってるのって、なんでだろね。スーパーで398円のと548円ので考えちゃうのって、いったいなんでだろね。
その場でその場の予算があるのかもね。でも予算ってのは、自分の考えの枠に過ぎなくて、ここの5000円もあそこの5000円も、どっちも5000円に代わりはないわけだ。頭ではわかってるけど、どうしても100円の世界では10円単位で考えてしまって、1000円の世界では100円単位で考えてしまう。これって当たり前のようで、なんだかおかしい。
ましてや自分の好きなものを、単位のちがう物差しではかって、それが楽しいかどうかを比べるなんて、やっぱおかしい。おかしいのにしてるってのは、やっぱまずいからやめたほうがいいね。やめたほうがいいよ。
買ったのはこれ。
![]() | Op.ローズダスト(上) 福井 晴敏 ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() by G-Tools |
ちなみに上下巻まとめて。ばらで買う人もいるみたいだけど、それはいまいちよくわからない。というかほんの少し理解に苦しむ。だめでもなんでも、買おうと思った本が上下巻なら上下巻まとめて買ってはずれた方が、なんとなくよくない? 別に半分で判断してもらおうなんて思って、上下巻にしてるわけじゃないんだし。上巻買って面白くて下巻を買いに走るやつ、ってのは実際あんま見たことないし。ありがちなのは、うっかり下巻買い忘れてそのままになっちゃったりしてたりだし。その人にとってはそんなもんだったんだろうな、とは思うけど、でもそうはいってもきっと下巻まで読んで浸ったり味わったら、そんなやつでももっと楽しめただろうに、と思うなやっぱり。
これは上下巻買うと3600+税くらいするわけだ。高いなぁ高い。買うときに手にとってレジに持っていくまでに躊躇するくらいの値段ではあるな。今は、それでもえいやっと買えるくらいの金はあるんだけど、やっぱ迷うな。実際、買うまでに3日くらいたってるし。
でもさ、でもでもさ。3600円なんてたった3600円じゃんか。とも思う。ひまでひまでしょうがなくてひまつぶしにふらっと映画見たって1800円。銀座でふらっとコーヒー飲んだら下手したら1000円。怪我したらもっと高いし、気をつけても500円ですむかどうか。去年さんざんランチを食べ歩いてわかったけど、うまくてもどうでもだいたい1000円。うまくても1000円はやっぱりなと思うと、二度と行きたくないようなのでも1000円。誰かと飲みに行ったら、相手が誰だろうと5000円だしそれでも安いからたいていははしごして1万だ2万だし、電車がなくなってタクシーがまた1万だし。
あの5000円はぽんと払って、こんなにおもしろいとわかっている小説が3600円だからってためらってるのって、なんでだろね。スーパーで398円のと548円ので考えちゃうのって、いったいなんでだろね。
その場でその場の予算があるのかもね。でも予算ってのは、自分の考えの枠に過ぎなくて、ここの5000円もあそこの5000円も、どっちも5000円に代わりはないわけだ。頭ではわかってるけど、どうしても100円の世界では10円単位で考えてしまって、1000円の世界では100円単位で考えてしまう。これって当たり前のようで、なんだかおかしい。
ましてや自分の好きなものを、単位のちがう物差しではかって、それが楽しいかどうかを比べるなんて、やっぱおかしい。おかしいのにしてるってのは、やっぱまずいからやめたほうがいいね。やめたほうがいいよ。